人が人を呼ぶ採用

前号：こんなお悩みありませんか？

今回は“採用”“スタッフマネジメント”に焦点を当てて、鎌形社長に話を聞いていきます。採用活動がうまくいかない・・・スタッフとの関係がうまくいかない・・・そんなお悩みの院長先生、必見です！

人が人を呼ぶ採用

そもそも採用力があるとは？

採用力がある＝『人が人を呼ぶ状態』です。特に、「お金をかけなくても人が集まってくる状態」のこと。逆に、採用力がない状態＝『お金をかけないと人が来ない状態』です。

人が集まる院・集まらない院

結論から言うと、大きな違いはお金（＝給与）以外の魅力があるかどうかだと思います。

特にスタッフが重要視するポイントが以下の4つです。

・人間関係

・院長、クリニックの考え方に賛同できるか？

・自分が成長できるか？

・自分の時間を大切にできるか？

最近では、特にどんな働き方を選べるか、ワークライフバランスがとれるかも重要視される傾向にあります。総じて、所属するクリニックに対して満足度が高い状態は、採用力が高い状態に近いと言えるのではないでしょうか。

応募が少ない医療機関にありがちなことは？

失礼を承知で言わせていただきますm(_ _) m

□　オフィシャルサイトがダサい □　働いている人がイメージできない 　　(写真などがホームページに掲載されていない) □　ホームページがないなど、露出が少ない □　院長だけが採用活動に一生懸命 □　“求職者に選ばれる立場”という認識がない □　「人がいなくなったら雇えばいい」という感覚である □　最低限の福利厚生を整えていない（社会保険、有給制度等）

そもそも院長先生がどのように組織を作っていきたいか？という方針が明確になっていないまま、漫然と採用活動を行っていることもありますね。

中には「長く働いてもらう気持ちはないから…」と割り切っている方もみえます。医療事務や受付、助手の仕事に対して、給与を上げていく気やマネジメントをしていくことすら考えていない場合もあります。

自分の経営に自信がない人もいます。こんな自分が、こんな大層なビジョンを打ち出していいものだろうか？と。私自身も、最初はビクビクしながら求職者と話をしていました。

結果として、最初の採用活動は失敗続きでした(笑)でも、よくよく考えると最初から経営、マネジメントを経験して開業する人はほぼ皆無なわけで、トライ＆エラーの中から自信をつけていくしかないわけです。どんなことでも、まずは実践に移さなければ、何の変化もありません。やってみてダメなら、やめればいいだけです。

クリニックに対しての満足度はどうですか？

もしも、自分が働き手の立場だとして、今のクリニックは働きやすい状況でしょうか？長く働き続けたいと思える状況でしょうか？

この問いに即答できるのであれば、何もいうことはないです。もしそれでも人が来ないというのであれば、ただただPR不足です。

私は、まだ経営者として、この質問に自信をもって答えられるレベルには至っていません。まだまだ、まるの給与水準は上げていきたいし、まだまだ会社としてのやりがいも作っていきたいし、まだまだ仲間も増やしていきたいです。そして、この会社にどうしても入りたいです！といってもらえる場面をなるべくたくさんつくりたい。だから懲りずに、日本で1番お母さんが輝く幸せな会社を目指しています。

どこまでいっても、サービスをかたどっているのは、人です。人がいなければ、何も生み出すことができません。一緒に働く仲間が前向きなのか、後ろ向きなのか。そこには、数字では測れない大きな差があると思います。だから私は、社員の満足度をどこまでも求めていきたいし、基本的には、どんな要望にも、イエス！と答えられる超アメアメ経営を推進していきたいと思います（笑）

もしも、自分が社員ならば、もらったアメの分ぐらいは頑張ろうと思いますもん。それがひいては、お客様の満足に繋がると思っています。そして、そんな経営は何よりも楽しい！

次回は、患者さんを大切にするクリニックこそ忘れがちな、スタッフの満足度についてお伝えしていきます。

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