こんにちは。鎌形です。
最近考えていることを整理するために、ブログ書いていきます。
目次
夫婦経営と子育て
あまり知られていないかもしれないのですが、株式会社まるは夫婦経営をしています。
役員の鎌形、島田が夫婦で、フルタイムで働いています。
私は地元が千葉県、妻は地元が三重県で、近くに頼れる親族はいなく、唯一、義父が週末に買い物を手伝ってくれています。
これだけでも本当にありがたい。
子供は1歳3ヶ月。一番かわいいお年頃です。毎日、彼の無邪気な顔を見るだけで幸せな気分になります。
一緒にご飯を食べたり、遊んだり、何気ない日常が、こんなにも幸せなんだということを実感する日々です。6ヶ月ごろから息子は保育園に入り、週6日で保育園に通ってくれていますが、本当に保育園の方々には感謝してもしきれないぐらい感謝しております。まさに、我々は社会のインフラに生かされています。
30代半ばに差し掛かって、やっぱり「家族」が大事だということを感じています。
すこし過去のお話です
私の20代は、バリバリの仕事人間でした。今でも、ワーカホリックな感じは抜けきれておりませんが、それでも働き方は大きく変わりました。
課せられたノルマを達成するために、日夜努力を重ねていましたし、与えられる責任も結構重たかったので、朝8時〜夜中の10時ぐらいまで仕事に取り組むのが普通でした。長い時は、2時ぐらいまで仕事して、仕事場に寝泊まりするぐらい、仕事に取り組むのが普通でした。それでも成果が出ることも楽しかった。
(もっと効率よくできただろうに・・・というツッコミは置いておいて・・・)
なんの取り柄のなかった自分が、努力することでお客様によろこんでいただくのがとても楽しかった。
ここでの経験は、自分の中の仕事のベースを作ってくれていますし、本当にありがたい経験でした。
また、妻であり、経営パートナーの島田も、この時期に同じように仕事に打ち込む日々を送っていました。
ここでやりきった経験があるからこそ、気づいたことがたくさんありました。
やはり「家族」が大事
仕事以外のすべてを犠牲にしながら20代は仕事に打ち込んできたわけですが、犠牲のもとで働く仕事に、自分自身が壊れる寸前になりました。
ここでは書ききれないほど、人生に絶望するようなことがたくさんあったわけですが、
犠牲の上に成り立つ仕事は長続きしないと実感した出来事でした。
様々な方の支援もいただきながら、立ち直り、28歳の時に独立するという決断に至ったわけですが、
その時に唯一決まっていたことがあります。
それは、「愛と感謝で世の中をまるくする」という理念です。
目の前の仕事に一生懸命取り組み、どれだけ称賛を頂いたり、地位や名誉を頂いたとしても、
自分や家族が「愛と感謝」を感じられる状態でなければ、頑張る意味がないと感じました。
家族を持ち、その家族と幸せを分かち合いながら、
仕事でも、お客様に喜ばれ続ける仕事をしたい。
そんな成り立ちで出来上がったのが、株式会社まるです。
現実的には、夫婦経営は大変です。
想いを持って始めた夫婦経営ですが、夫婦経営は予想以上に大変です。
比較的、ホワイト企業な株式会社まるですが、まだまだ会社の基盤を創っていっている段階ですので、不測の事態により、ときにはフルタイム以上の仕事の仕方をしないといけない場面もあります。そういった時には、時間がいくらあっても足りないという状況が続くこともあります。
組織には波が起こるので、これ自体は楽しむしかないと思っているのですが、
夫婦経営をする上で、男性目線で何よりも重要だと感じているのが、育児や家事への取り組む意識です。
私達夫婦は、同額の役員報酬で働いています。
仕事に対しても、家庭に対しても、半分ずつこなすことが理想です。
そう言っておきながら、まだまだ家庭に関しては半分できている自信は到底なく、7:3ぐらいの割合で、私が全然足りていないと感じています・・・
いつもありがとう!
多分、世の中の男性の家事、育児での関わり方でいえば、やっている方ではあると思いますが、それでもまだまだ足らないと感じます。
そもそも、女性が圧倒的に家事をやっている事実があるので、一生かけても、超えられる自信がないのが本音です。
フルタイムで働く女性を身近で見ていると、本当にすごいです。
男性は、これまでの風潮として、仕事で結果を出せばいい、みたいなところがあるので、本当に気楽です。まだまだ仕事を理由に、家事や育児をやらない言い訳ができてしまうからです。
でも、女性は少し上の世代から、母親として、妻として、という役割をまだまだ負わせられているように感じます。
そんな周りからの目線や期待が消えない中で、仕事では、男性と同等に働くことが求められている。
これ自体、すごい負荷だと思いませんか?全然言い訳する場所がないわけです。
だからこそ、ツートップで働く場合には、男性の家事や育児への主体的な参入が必要不可欠です。
少し前までは、日本でも共働き夫婦は少数派でしたが、幸いにも、今やその数は逆転して、多数派になっています。
経済的な安定をするためにも、今は、1馬力よりも2馬力のほうが良いと判断する人が多いのだと思います。
ちなみにこの記事が非常に面白かったです。
最強の老後対策は、男性が育児に参入することであることが数字も踏まえて語られています。
最強の老後対策は「夫婦共働き」と断言できる3つの理由
https://diamond.jp/articles/-/248587
最近特に感じていることですが、共働き夫婦が増えたことによって、男性の意識改革が超スピードで変化しているように思います。
ちょっと前まではイクメンパパとチヤホヤされた男性ですが、今や家事や育児への参入は当たり前。
保育園への送り迎えも、パパ率は非常に高いですし、育児を手伝うという意識ではなく、
自らが主体的に育児するという人が増えたように思います。
ちなみに、「なにか手伝おうか?」という声かけは自殺行為です。
↑手伝おうかという言葉が出る時点で、主体的ではないと女性陣からは判断されます(笑)
職場で口が裂けてもそんなことは言えません(笑)
でも、これだけ共働きが増えて、仕事を同じぐらいお互いが頑張るのだから、家事を協力しながら行うのも至極当然のことです。
だから、夫婦経営に限らず、共働き夫婦で、夫婦円満でいる秘訣は、
男性の育児や家事への主体的な参加です。
というよりも、仕事と同等ぐらいに、男性が育児や家事を楽しむことが大事だと思います。
自ら主体的に、育児や家事を楽しむことができれば、妻の指示を待つことなく、先回りして動けるようになります。
妻が喜ぶのは、「妻が言う前に、主体的にうごくことです」
仕事もそうじゃないですか。
お客様が喜ぶのは、「お客様が言う前に、これが必要だと思うのでやっておきましょうか?」と主体的に提案されることです。
なんて助かるんだ!となります。
仕事も、家庭も同じです。
仕事も、家庭も連動している
ここ最近は、ますます感じることなのですが、
仕事と家庭は連動しています。
家庭がうまくいかないと、仕事にも影響が出るし、
仕事がうまくいかないと、家庭にも影響が出る。
夫婦経営の良いところでもあり、悪いところでもあると思うのですが、
仕事と家庭は切っても切れない関係にあると思います。
だからこそ、特に分けることなく、コミュニケーションを取っています。
家族旅行や家族団らんの時に経営の話をする時もあるし、
子育ての時のコミュニケーションは、マネジメントに通じるなと感じることもあります。
仕事での気付きを、子育てに活かそうと思うときもあります。
仕事中に、子供が熱を出せば、皆が、大丈夫?病院に行ってきたほうが良いですよ!と送り出してくれます。
こうして仕事も家庭もあまり分かれていないからこそ、私達の場合は比較的うまく行っているのだと思います。
1馬力では子育てはなかなか大変
世の中には、シングルマザー、シングルファザーとして働いている人達がいるので、本当に尊敬します。
今朝もたまたま、妻が仕事が入ったため、朝から晩まで、私が育児、家事を行うのですが、
(といっても、昼間は保育園の方に助けてもらっていますが・・・)
朝の準備ひとつとっても、2馬力で行うのと、1馬力で行うのとでは雲泥の差です。
いつもなら1時間で終わる時間も、1馬力だと1,5〜2倍はかかります。
朝起きて、子供のおむつを変えて、着替えさせて、朝ごはんを準備して、食べさせて、薬を与えて、うんちを変えて、保育園への連絡ノートを書いて、ゴミ出しをして、送り迎えをする。
こういったことを毎日行いながら、仕事を回していくのは本当に大変です。
保育園にはだいぶ助けて頂いておりますし、妻にもだいぶ多くのことを助けてもらっているのですが、できる限り関わる人の手があるというのは本当にありがたいことですよね。
当たり前にあることにも、感謝しなくてはいけないと感じる今日このごろです。
子育て世代が多い組織だからこそ引き算の経営
そんなこんなで、子育てには人の手が必要ということなのですが、地元が遠い我々の子育ては2人でどうにかするしかない状態であり、時間的にも限られているため、お互いがお互いに家事や育児に関わっていかないと回らない。
そしてまるで働くスタッフたちもみんな子育て世代。そして、共働き世代が多く在籍する会社です。
会社は、組織にいるスタッフの毛色によって、目標や経営の仕方は変わっていいと思っています。
みんな限られた時間の中を生きているからこそ、我々は足し算の経営ではなく、引き算の経営をしていきたい。
引き算の経営をしなければ、今のスタッフたちのライフワークを維持しながらお客様に喜んでいただくということができないと感じるためです。
引き算の経営とはやらないことを決める経営です。
具体的には以下のようと決めています。
- 営業活動をやらない
- むやみな規模拡大をやらない
- 最低限の目標を叶えたらそれ以上はやらない
- 安易な採用活動はやらない
- 専門外の仕事はやらない
世の中の常識であった、企業を拡大成長させていく。という路線からは一見すると逆行するようなことかもしれない。
でも、今の私達にはどう考えても、あれもこれもと手を出していく足し算の経営は合わないのです。
割ける時間や割ける人員が無尽蔵にあればいいのですが、そんな状況でもありませんし、
なによりも、家庭を大事にしたい、小さい子供達や家族との時間も大切にしたいと考えるスタッフが多い組織です。
もちろん、その中でも、仕事で成果を出したい!という情熱をもった人たちばかり。
ですが、今の私達には、足し算の経営はできないのです。
もちろん、足し算の経営を否定するわけではありません。あくまでも、私達にとっては、今はNOなのです。
何が正解なのかは、経営者が決めればいいし、私達は私達らしい経営がしたかったから、経営者になりました。
世の中にはいろんな経営の仕方があって良いと思いますし、私達の正解が、他の経営者の正解ではないと思います。
ただ、私達は、引き算の経営で、今のスタッフたちと分かち合いながら、会社を徐々に成長させていきたい。
ある意味、この拡大しないという引き算の経営で、どのような結果が出るのかを私たちも実験しています。
これだけ豊かになった世の中なのだから、今あるものに目を向けて行ったらとても幸せな毎日を送れると思います。
我々の根底にあるのはやはり、「愛と感謝が世の中をまるくする」ということ。
愛と感謝で感じられるような状況でなければやっぱり、経営をする意味がないのです。
崇高なビジョンに対して、皆が思いを持って取り組み、大きな対価を得る。
これ自体は、もちろん大事なことだと思うのですが、おそらく私達がそれを行うのは、
もう少し環境が変わってからだと思います。
子育てが落ち着いてきて暇になったり、子育てのためにもっと経済力をつけていきたい!とみんなが思ってくれば、
また変わるのかもしませんが、今のところそんな空気感もないので、この方針で進んでいきたいとおもいます。
今の時期だからこそできることもあると思いますし、会社の歴史を考えれば、この先10年、20年、30年と続いて行く中で、
種まきの時期と収穫の時期を棲み分けて、会社の舵を切っていけばいいと感じています。
引き算の経営をするからといって、仕事に手を抜くわけではなく、逆に引くことによって、関わる人達には、もっとより良いサービス提供ができると思います。
経営者や今いるスタッフがどのような生活を送っていきたいのか、それに合わせて経営を決めていく。
そんな1つの経営の形を、これからも実践していきたいと思います。
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