前号:人材争奪戦に勝つためには

採用傾向の変化の背景

なぜ人材紹介会社が流行るのかな〜?と考えてみたときに、労働環境の厳しさや労働者の権利が守られていないことも少なからずあるのだと思いました。

■医師専用コミュニティサイトを運営するメドピアさんがまとめたアンケート

「有給休暇はどのくらい取れているか?」という質問に対して、3,370人の勤務医の回答

1位:ほとんど取れていない(39.6%)

「忙し過ぎて取れない」「人が少なく、代理を頼むことが難しい」「学会以外は休めない」といった声が多かったようですね。つまり、5人に2人の医師は、全く有休がとれていない状態。

2位:2〜3割程度は取れている(16.5%)

3位:1割程度は取れている(14.4%)

「学会と夏休みに使っている」という声が多く、「子供の病気やイベント」「当直明け」に取ったり、「半日や数時間ずつ」取っているという医師も。

そして、5割以上取得している勤務医は、合わせて約2割。「勤務先が変わって取りやすくなった」や、「夏休みを有休扱いにして消化している」、「権利なので取るようにしている」という声があったそうです。

給与や手当は多少高いけど、休めないブラック病院。

給与や手当は並だけど、働きやすいホワイト病院。

こんな構図が医療業界の中にもあるんだな〜ということを再認識します。(どの業界にもある話ですね^^;)

勤務医の立場で考えると、休みよりもお金を優先したい!というよっぽどの理由がない限り、休めないブラック病院では働きたくありません。福利厚生の充実や、働きやすい職場環境が表にみえてこない限りは、慎重にならざるを得ないところがあるのかなと思います。

利益の活かし方

しかし、経営者としては当然考えるのは、人を過剰に入れすぎると、人件費が高騰し、利益が圧迫されるという不安ですよね。

でも、私は先輩経営者から大切なことを教えて頂きました。それは、「社員は奴隷でも召使でもなく、利潤の源泉」ということです。

人がいることによって、サービスや仕事の幅、働きやすさは大きく向上します。魅力的な医院になればなるほど、採用力の強化にもつながっていきます。

人件費や報酬、福利厚生の充実などは、一般的に「医院に利益がでたら還元しなければいけない」という決まりがなく、基本的には経営者の裁量によって決められます。だから、「私腹を肥やす」経営をするのも、「人を生かす」経営をするのも、自由に選択が出来るということです。…私はやっぱり「人を生かす」経営をしていきたいと思います。

還元することで、売上につながる

経営者として、「売上を上げて利益を出すこと」「未来を見据えてリスク管理や舵取りをすること」は重要な仕事ですが、その次に重要なのが、売上によって出た利益をどうやって還元するかだと思います。

単純に給与として、社員に還元するのも一つの方法です。ですが、それ以外にも、クラークなどのサポート人員を増やす、福利厚生を充実させる、働きやすくなるための備品を経費で購入する、教育制度を充実させるなど、間接的に社員を潤す事や、給料で還元できないかわりに医院の規模を大きく拡大させていき、古くからいる社員に順次ポストを与えていく事も大切な利益還元方法だと思います。

皆さんは、利益を何に、どのように還元していきますか?

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株式会社まるは、「愛と感謝で世の中をまるくする」という理念のもと、オンリーワンの医院経営をしたい医院経営者の支援を行っております。

人と同じことをしたくない医院経営者に向いている会社です。
大量生産をしない完全オーダーメイドのホームページ制作や、自分らしい医院経営を実現するためのブランディング支援を行っております。

WEBマーケティングによる集患、採用支援、女性マネジメント支援、経営支援など、定型化されたサービスではご満足することができなかった医療機関様にご依頼いただくことが多いです。

 

当社の経営方針は、三方良しのビジネスを実践すること。売り手よし、買い手よし、世間よしのビジネスを実践し、サポートを通じて、医療業界に貢献したい。そのために、成果につながるサービス提供にこだわっております。

 

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