前号:院長がするべき自己理解とは

今回のテーマは春に起こる、女性スタッフあるあるです。

春といえば、人が増えたり減ったり、上司が変わったり何かと変化が多い時期ですよね。

その中でも女性スタッフさんがちょっと最近変だな~とか、なんだかモチベーションが下がったような・・・と感じている院長先生へ。

原因とも言える、20代~30代の女性スタッフさんが敏感に反応する代表的な2つのキーワードをお伝えします!

1.新人スタッフの入社

1つ目の新人スタッフの入社は、もっと噛み砕くと

「今まで一番わたしが年下だったのに、どーしよー」

「え・・私はちゃんと教えてもらってなかったのに」

という立場が変わることで起こる現象です。

医療機関では入社順に指導者になるということが多くあります。そして、「教える」ということが何を指すのかわからないまま、気づけば部下ができていたということがおきています。

だから教え方がわからない。もっというと、自分の評価の基準が変わったことがわからないまま教える側になるのです。

25歳~30代前半の女性スタッフさんにお伝えしているのですが、評価の基準が自分から部下の成長に変わったことを本人が自覚していないことが多々あります。

これは私自身が言われてドシーンと来た言葉のひとつです。私自身が部下に任せられない典型的な上司でしたので…

自分でやったほうが早い!何でこんなこともできないの!?となっていました。

更に面談でスタッフさんの話を聞いていると、「あたし、年下って生理的に受け付けないんですよね」「だって、見よう見まねでここまで来たし・・・」「教える時間だって、マニュアルだってないし・・・」

こんな言葉が結構聞こえてきます。

スタッフを育てるリーダーを育てるには、評価の基準が変わったことや、ヒアリングが大切なんじゃないかなと、深く実感するようになりました。

2.結婚式シーズン到来

そして2つ目が結婚式シーズン到来です。

20代~30代の女性スタッフはキラキラ輝くリア充(リアルに充実している人)の友人や職場の先輩をみる機会が増える。するとどうなるか、

スタッフさん
スタッフさん
自分って何でここで働いているんだっけ・・

と、無価値感に襲われやすくなります。

(“・Д・)o0 (いいなー・・私も寿退職したいなー)

(“・Д・)o0 (また人が辞めちゃったな―)

(“・Д・)o0 (あーあー、あたしいつまでココにいるんだろ・・)

寂しい50% 羨ましさ50%という感じです。

もっと言うとそれが怒りに変わっていることもあります。

(´・ω・`) 辞めちゃうんだね

(`Д´#) なんで私ばっかり辛い思いしなくちゃいけないの!!

これは、男性の院長先生にはちょっと摩訶不思議かもしれませんが、20代~30代の女性はデリケートなのです。

院長ができること

この時期は新人さんも不安な気持ちでいっぱい。そして教える側のスタッフさんも不安や様々な感情でいっぱいです。

院長は、評価基準が変わったことを伝えたり、新しい仕事を任せて「助かっているよ」と声をかけたりしてみてください。

スタッフにやりがいを感じさせられるのは、院長です。患者さんの言葉と同じくらい、もしくはそれ以上に影響があります。

照れくさくて言えないこともあるかと思いますが、たった一言の感謝の言葉でスタッフのモチベーション・動きは驚くほどに変わりますよ。

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