スタッフの承認はできていますか

前号：求職者が求めるもの

今回は、前号でお伝えした、「所属と愛の欲求」を満たす行為ともいえる承認欲求についてです。

仲間や家族、組織ができると、今度はその人達に認めてもらいたくなるんですよね。自分が集団から存在価値を認めてもらい、尊重されたい！という欲求です。

この欲求を満たしてあげると、びっくりするぐらい人が変わります。なんでしょう。天才になっていく感じ。

人にはそれぞれ、持って生まれた才能がありますけど、その才能を開花させるための最大にして最高の栄養素がこの「承認」だと思っています。

あなたは自分のことが好きですか？

この問いかけに、全力で「ハイ！」と手を上げられるあなた。とっても、素晴らしいです。この調子でどんどん、自分の才能を活かしていって下さい。

逆に、素直に手が上げられなかったあなた。おめでとうございます！

まだまだあなたの才能は開花していきますよ(^^)

悲しいことですが、現代の多くの人たちが、自分のことを、自分で好きと言えない。どこか、自分に自信が持てていない。

自分のことを承認する気持ちを、“自己承認”といいますが、これが全然できていない人が非常に多いんです。

自己承認と他者承認

“承認のコップ”という話があります。

人は、この承認のコップに、承認という水を満たそうとするんです。これが認めてもらいたい、尊重してもらいたいという承認の欲求です。

実はこの承認のコップを満たすためには二つの方法があります。

それは、自分で満たす（自己承認）か、人に満たしてもらう（他者承認）か。

自分のことが好きではない。嫌いという人の共通点は、“自己承認ができない”ということ。

自分では承認をコップを満たせないから、他者から認めてもらうため、尊重されるための行動を取るようになるんです。

周りの評価が全て。評価を気にするあまり、本質からはずれた行動を取るようになります。また、周りに毒づいたり、否定をすることが多いのも、共通点です。

周りを否定することによって、自分のほうが評価が高い！という主張を無意識に行ってしまっているんです。

あの人に認めてもらえたら価値がある。あの人に褒めてもらう自分に価値がある。それが出来なかったら自分には何の価値もない。そんなマインドになっていきます。

でもですね、はっきり申し上げます。

あなたの価値はそんなもんじゃない。あなたの元で働くスタッフさんの価値もそんなもんじゃない。

次回、承認のコップを満たすために組織としてできることをご紹介します。

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