今回は、幹部スタッフに必要な共通認識についてお伝えしていきます。
とある歯科医院さんで定期的に幹部を育成するセミナーを行っていました。
歯科助手部門リーダー1名、歯科医師部門リーダー1名、歯科衛生士部門リーダー1名・・というように部門ごとの責任者を決めて実施します。(幹部の選定は話し合いのもと時間をかけて院長先生が行います)
このようなセミナーを行っている理由としては、院長が進みたい方向に進めるよう、パートナー的ポジションとして幹部を育成するためでもありますが、もう一つ大切な役割があるということをスタッフさんから教えていただきました。
それは、幹部スタッフ同士の共通認識を作るという役割です。
幹部に求められるものとは?
先日行ったセミナーでの出来事。
私は幹部のスタッフさんたちにこのような質問をしました。
様々な答えをいただきました。
・リーダーシップ
・いつでも前向きに楽しむ心 ・責任感 ・後輩より仕事ができる人 ・ケンシロウみたいな寡黙だけど思いやりのある人 ・ルフィみたいなみんなに助けてもらいながら人を巻き込む人 |
どれも素晴らしい答えですし、どれも間違いではありません。
そして、あるスタッフさんから
とお言葉をいただき、改めて私も“共通認識を作る”という重要な役目があることに気が付かされ身が引き締まる思いでした。
意見を交流する機会を作ることで、一人ひとりが考えている幹部像が明確になります。
生まれ育った環境も周りの人も違うから意見が違って当然。一人ひとり違っていい。
その上で伝えたいことは、価値観が違う人達の集まりだからこそ、考えがバラバラのままだと組織としては危険だということです。
組織がバラバラになる危険
例えば、こんなことが現場で起こっています。
幹部Aさんは背中を見て覚えろ!で育ってきた人です。
幹部Bさんは質問をして覚えろ!で育ってきた人です。
さて、新人達はどちらの幹部の方針で学べば良いのでしょうか。
先輩の意見がバラバラだとその後輩は迷子になってしまいます。
実際に上司の意見や教育方針がバラバラなことによって、後輩が思い悩んでいるケースは本当によく見かけます。
先輩は「なんで私のように育たないの!?」後輩は「どっちの意見を聞けば良いのだろう・・・」
これだと先輩も後輩も気持ちよく働けなってしまい、小さな溝が大きな溝へと広がりかねません。
共通認識を作る目的
このようなことにならないように、一人ひとりの考えや思いをすり合わせる時間を計画的に作ることは組織が目指す方向へ進む上で大切な時間だと感じています。
幹部のみなさんがキラキラ楽しく働いていることで、後輩のスタッフさんが「あんな先輩みたいに将来なりたいな」と心から思える職場づくりを応援していきたいと思っています。
「あんなふうになりたくない」と思われるより、
「あんなふうになりたい」と思われる素敵な幹部が増えますように。
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