前号:患者さんとのコミュニケーションツール

今回は、スタッフさんとの連携が集患対策のための見直しに繋がった実例をご紹介します。

スタッフさんの働き

ある歯科医院のスタッフさんと来院経路測定の話し合いを行いました。

来院経路測定の取り組みをスタートして約2年半が経過したのですが、とても感動する出来事がありました!

最初は測定することだけで精一杯だったスタッフさん。

なんと

スタッフさん
スタッフさん
キャンセルの年代別の測定もやってみます!

と申し出てくださったのです!

最初から万事順調!というわけではなかったですが、思いは伝わるんだと勝手に感動です。

入社初期の頃から知っているスタッフさんでしたので、成長と変化を見ることができて、この仕事はなんて幸せなんだろう・・・・と心のそこから思いました。

予想と現状は意外と違う

測定前、私は仕事終わりの20代〜40代のキャンセル率が高いのだろうな〜と思っていたのですが、いざ蓋を開けてみるとびっくり。

60代70代の方のキャンセル率の方が高かったのです。(※全てのクリニックに該当するわけではありません)

このような気付きはやはり現状把握をするからわかることだな〜とつくづく感じました。

現状がわかることで、次の課題が見えてきて今度はその課題に対して問題解決方法を一緒に考えていけるようになります。

□ 60代70代の方がキャンセルする理由は何か

□ どうやったら予約を忘れないようにできるだろうか

□   60代70代の人はリピーターの方なのか新規の方なのか

来院経路測定は広告投資の見直しにもつながります。

例えばホームページのアクセス数と来院数の関係や広告投資の費用対効果の測定、時期によるの新規来院数の傾向(地域によって結果が全然違います)。

このように数字測定をすると今後の広告投資を考える際に、目標数字も具体的になり、スタッフさんと一緒に立てられるようになります。

把握している「つもり」は危険

なんとなくHPから来ているなぁ、ホームページを変えたから新規が増えてるだろうなぁ・・・これは危険です。

ホームページを作った=新規が増えるのではありません。

「何が」原因になって今があるのか。病状と同じで原因究明をしないとあとで大きな病気(=問題)につながります。

数字測定に関してもっというと、スタッフさんから教えていただく【現場目線での気づき】は非常にたくさんあります。

気付きから改善へ

例えば、ある医療機関では定期的な問診票の見直しが必要だということがわかりました。

「何を見て知ったのか」と「来院の決め手」は異なるということです。ホームページやスマホ、ポータルサイト、フリーペーパーなど様々な情報露出の場所がある時代だからこそ、

2段階の問いが有効になってきます。

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1)どのようにして当院を知りましたか?

□ ホームページ □ スマホ ☑ 紹介 □ 看板・・

2)何が当院へ来る決め手となりましたか?

☑ ホームページ □ スマホ □ 紹介 □ 看板・・

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例えばレストランへ行くにしても同じですよね?

1.「あそこの店、美味しかったよ〜」と(紹介)される

2.行く前に情報収集「雰囲気よさそうだなぁ」(検索)する

レ点のチェック項目にしてしまえば患者さんもストレスなく記入が可能になります。スタッフさんも効果測定しやすくなります。

院長
院長
そういえば、問診票の項目が開院当初から変わっていない・・

とハッとした院長先生。

思い立ったら吉日!見直しチャーンス!ですよ。

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